
獅子ことシン
昨日仕事が終わり漫画喫茶でワンピースという海賊漫画を熟読した。
仲間を集め夢へと向かい躍進する主人公。
今世間で爆発的人気を誇る大作だ。
是非一度目を通してもらいたい。
話しは変わり、
昨日は古くからの心友であるシンが来店した。
小雨降りしきる中、サングラスにロン毛、日焼けた肌にゼロハリと、駅前でよく見かける勘違いなスカウトを思わせる呈だった。
ふっ…。
相変わらずだなオメーは。
心なしか安堵感に包まれる…。
昔懐かしい悪友の匂いを感じとりながらまず俺が切り出す。
「どーよ調子は?」
『やることがいっぱい過ぎてかなりテンパってるよ』
「今が一番楽しくて辛い時期だろ。相変わらず全部一人でやってるんか?」
『そうだな。アドバイスは受けてるけどほとんど一人で段取ってるな』
「いちいち追求せんがやれそうか?」
『当然!いつもそうしてきたろ?』
「そうだな。オメーなら何があってもやりぬくわな」
『正直自信ねーけど何とかやるのが俺だよ』
…俺は奴のこういうとこが好きだ…
…奴を見ていると開店前の自分を思い出す…
…そうだった…。
…今振り返るとちょうど一年前自分も揺らいでいたのだ…
…本当に店舗として運営していけるのか…?
…技術面は?衛生面は?従業員は?自分自身は…?
期待と不安の中、ただ漠然と根拠のない自信と勢いだけが不透明な日々を消化していくだけだった。
しかし恵まれた環境にあった自分は、たくさんの人達の指導と、心許せる仲間達の支えのなか、なんとか開店までこぎつけ現在に至ったのだ。
そのプロセスは27年という自分の生きる上での価値観に大きな影響力を及ぼすこととなる。
その強固な価値観を共有し高めあった友が大きな分岐点を迎えようとしている。
俺なんかより遥かに広大で荒波が待ち受ける大海に乗り出すのだ。
人は言う。。。
無理だ…。
詭弁だ…。
沈没だ…。
…?
…??
はたしてそうなのか…?
俺には奴が船に乗る理由が痛いほどよくわかる。
ましてや舵を握り、クルーをまとめ、いざ出航せんとし男の雄姿は深く共感できるものだ。
安全な陸から手を降るだけの凡人には到底理解できないことであろう。
ちょっと待ってくれ凡人、危険で無謀な旅をすることが勇ましいといっているのではない。
『男』として生まれた以上一度は帆を張る時があってもよいのではないかということだ。
人それぞれ価値観が違うことはよく理解しているつもりだ。
決して強制するつもりもないし、共感しろとも言わない。
ただこの気持ちを少しだけでも汲んでくれるならばそれで救われる。
なぜか?
答えは簡単だ。
冒頭で述べたように、昨今の現代人にワンピースという漫画が支持される理由がハッキリとそこにはあるからだ。
誰しもが心の奥底に抱く冒険心や探求心、それを突き動かす純粋な野心が見え隠れする漫画ワンピース…
だから読者は共に想像し、グランドラインを目指し、その先にある『新世界』を夢見るのであろう。
その自らが体言できないストーリーに大衆は酔いしれ賛美し爆発的な支持を得ていくのである。
奴はそれを素直に表現し、行動に移しているだけのこと。
実に率直で単純で気持ちのいい奴だ。
胸を張って一つ言わせてもらおう。
「奴はたとえ一人でもやりとげるよ」
岩より固くそう確信している。
今後とも彼の動向を楽しみにしていてもらいたい。
NEW・style・Girls・Bar
『Love&JOY★/// 』
2009/
3月6日(金)大安吉日
渋谷道玄坂にて
一斉風靡にオープン決定!
当店オープン日と同じ日というのが運命を感じさせられる。
最後に奴に問いかけた。
「いつも一人だな?お前はそんな孤独感に酔ってんのか?」
…
…
…
『孤独?愚問だな』
…
…
「じゃー何だ?」
…
…
…
…
『孤高なだけだ。』
…あーオメーだわなぁ…。
奴の言葉と勇姿に最大の
敬意と称賛を送るとともに航海の無事を祈ることにしよう。
2009/
1月23日(金)
『とりあえず八王子店』
大将 山岸しょうへ